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MBAで学びたいと思った出来事

2010年06月27日12:27

MBAに入学したいと最初に思ったのは、もう10年以上前でした。
その頃私は知財の実務担当者から課長に昇進させて頂く直前だったのですが、私にとって大きな転換となる成功体験を得た出来事がありました。
それは、R&D部門で正式には認めていない裏テーマ(所謂、アングラテーマ)で面白い実験結果が出たので相談したい、といったことが契機でした。その実験結果を一目見たとたん、「これは将来必ず化ける」と目利きの技術士?として直感的に強く感じたことを覚えています。
しかし、裏テーマでもありますし、技術や発明のネタとしては秀逸でも自社だけでは事業化は困難であることは関係者全員が分かっていましたので、どうすれば優れた企業と有利な立場でアライアンスが出来、標準化+事業の拡大が出来るかということが戦略の論点と定めました。また、最重要ポイントとしては、本技術に関するアライアンス候補先の技術戦略や事業戦略について仮説を立てながら読み切り、先読みした完璧な知財戦略でアライアンス候補先を承伏させることがポイントでした。
結果としては、アライアンス候補先の大手企業様に 「参った」 と言って頂き(本当に、相手知財部様に「ライセンスするしかなさそうですね」と言って頂きました)、こちらの提案を略全面的に承服して頂き、さらに、全ての特許が登録前にも関わらずアライアンス契約を締結するという形で、早期に決着するといった離れ業を達成することが出来たのです。つまり、5/28の記事のオセロをひっくり返すことに成功したのです。
前記の相手の技術戦略と事業戦略を予想して作成した出願戦略構築のための系統図はA3で6~7枚、自社の基本特許の回避構造の検討も数枚に渡り、メンバーの全員が絶対大丈夫というまで議論を重ねた結果の賜物でした。
この周到さは審査をして頂いておりました特許庁の審査部でも気付かれた様子で、多数の審査官殿に出願戦略を説明させて頂きました。その頃は「知的資産経営」の優秀な事例を探されておられ、是非共掲載したいとの有り難いお申し出を頂きましたが、アライアンスが絡んでおりましたので、丁重にお断り申し上げましたのは言うまでもありません。

この時に実感したことは、前回の記事にも記載しましたが、 相手の事業戦略や技術戦略を理解した上での完璧な知財戦略でなければ、自分の思ったようには「活用」出来ないということです。この知財戦略の策定では、多数の方々の力を借りて他社動向を含めて事業戦略を詰めて行ったのですが、超強気のアライアンス提案でしたので経営会議も数回開催して頂き、自分に足りない知識は事業戦略や市場競争戦略についてだとも痛感しました。そして、その知識を習得するには、やはりMBAで学んでみたいと・・・・。
しかし、その頃は夜間のMBAも非常に少なく、派遣という形で昼間のMBAに行きたい旨を上司に相談しましたが、課長に昇格した直後でしたので全く聞き入れて頂けず断念せざるを得ませんでした。
では、10年後になりますがMBAへの入学動機は、次回また・・・。
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プロフィール

山崎 忠史 (渾称:ただす隊長)

Author:山崎 忠史 (渾称:ただす隊長)
会計系コンサルティングファームにて、上場企業を中心とした知財戦略支援のアドバイザリーやコンサルテーション、M&A等の知財・技術のデューデリジェンスやバリュエーション等の価値評価・価値算定の業務に従事。特に、特許情報や事業情報等から技術ロードマップ作成しての詳細なR&D分析が得意。

大手メーカーでの開発部門や知財部門のマネージャー(2社)を歴任した経験を生かしつつ、三位一体の戦略(事業戦略・技術開発戦略・知財戦略)に「競争戦略」を切り口とした新しい知財戦略思想とイノベーションの関係を、コンサル実務とアカデミックの両面から問い続ける毎日。

・早稲田大学ビジネススクール(MBA・夜間主)・市場競争戦略モジュール(内田和成ゼミ)卒
・東京工業大学 イノベーション研究科、イノベーション専攻、博士後期課程(田中義敏ゼミ)在学中
・技術士(機械部門)

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